
オフロード走行をする時の基本動作
数多くあるバイクのジャンルの中でも、コアなファンが多いのがオフロードです。
ここ最近は排気量の大きなオフロードバイクも登場してきていますが、基本的にはオフロード用バイクは125~250ccクラスの小型から中型クラスの車種が多くなっています。
オフロードの魅力は舗装された公道だけでなく山道などをそのまま走行することができるということです。
趣味としてモトクロスをしているという人も全国に多いので、練習をして大会に出てみたいと思うこともあるでしょう。
しかしオフロードバイクを使った運転は教習所で習うことができるものではありませんので、これからモトクロスをしようという人は独学もしくは先輩たちの話を聞きながら練習していかなければいけません。
全国にはオフロード用のコースとして専用に開放しているところがいくつかありますので、最初から本当の山道でチャレンジするのではなく、まずは安全に練習ができる施設を予約していくようにしましょう。
オフロード用として販売されているバイクの場合、タイヤが大きくチューブタイプになっているとともに、シート高が高くサスペンションが多めに取り付けられているという特長があります。
一般的なネイキッドタイプのバイクとは少し勝手が違うのでまずはバイクに少し慣れてからオフロードに入るようにしてください。
段差を超えるには思い切りが大切
オフロード走行を適切にこなすためには何よりも思い切りが大切です。
普段の走行でもそうですが、中途半端な操作はかえって危険となりますのでまずは操作するなら思い切って行うということをしっかり頭に入れておきましょう。
オフロードでよくあるのが段差のある地形の乗り越えです。
段差を乗り越えるためには「加速」「前輪の引き上げ」「後輪のスロットル回し」「着地」という四段階を適切に行う必要があります。
まずは前輪を段差に思い切りよく乗せるために数メートル前から加速をし、段差に来たらハンドルを胸元に引きつけるようにして前輪を浮かせます。
前輪がうまく段差を乗り越えたら、そこで一気にスロットルを回して後輪の回転でバイク全体を引き上げます。
勢いよく段差を乗り越えたら大きく前輪が浮き上がりますのでそれをサスペンションで衝撃を受け止めます。
この四動作はなかなか慣れるまでが難しく、タイミングが合わないと後ろに倒れたり乗り越えるパワーが足りずにバランスを崩して転倒してしまったりします。
コツとしてはスタートから排気量のあるバイクを使うのではなく、125ccクラスの軽くてハンドル操作がしやすいものから練習を始めてみるということです。
また練習前にはきちんとプロテクターやヘルメットを着用し、周囲の安全を確認してから行いましょう。