熱烈なファンがいる
ホンダやカワサキに比べると、スズキは地味な印象があるバイクです。
しかし、バイクはスズキしか乗らないと断言する熱烈なファンもいるほど、バイクのあらゆるパーツにオリジナリティが溢れているスズキバイクです。
それは、スズキが他と同じことはしないという社訓により、一般的なセンスとはかけ離れたバイクを産み出すことがあるからです。
やりすぎのスズキと言われることもあり、微に入り細を穿ちこだわり抜いた開発姿勢を続け、ボディと合わせてエンジンやパーツも独自な発展をしています。
独創的な機械まわりの中でも、エンジンの故障が起きにくいとスズキバイクのファンからは評価を得てます。
しかし逆に細かな部分となると、故障や修理が多いというのもよく聞く声です。
壊れて直すのも楽しみもあり、子供を愛するようなファン心をくすぐるポイントがスズキらしさを形成します。
オリジナリティあふれるスズキバイクは、メンテナンスの面からは若干扱いづらいです。
しかし熱心なバイクファンで、日頃の整備はすべて自分でやるバイカーからすれば、癖のあるのが個性として受け入れられています。
もちんバイクメーカーとしては、エンジン性能やパワー安定は保たれています。
海外からも人気のスカイウェイブ400
スズキの中でも一線を画すバイクというと、熱烈なファンがいるGSX400X、カタナの名を継いだGSX600F KATANA、マメタンカスタムなどあがります。
他にも14段のミッションを搭載したレーシングマシンのRP68、バイクのキャデラックを目指したコレダ250TTなどもあります。
しかし、最近は流線型で美しいフォルムのスカイウェイブ400も注目の1つです。
400ccのスクーターの中でも、流麗なフォルムでスピード感を体現したようなデザインになっているスカイウェイブ400です。
ビッグスクーターのラインナップとして、250ccと650ccの中間の位置付けとなるヒット車種です。
1998年に250が発売され売り上げ好調だったので、上位モデルでの400が発売されました。
スカイウェブでもスズキらしさを持っているのがスカイウェイブ400Sシリーズです。
スポーティなデザインを追求し、街乗りでも特に目立つ先進的で流線型のフォルムがバイカーには魅力になっています。
フルモデルチェンジは2006年に行ない、フロントタイヤは14インチとなり、ブレーキングがダブル装備となります。
翌2007年には、MTアシストモード搭載タイプが発売され、バイカーの好みに合わせた走りを体現できます。
スカイウェイブ400は海外での人気もあり、スズキらしいビッグスクーターとして、今後もさらに人気を維持するでしょう。