BMWの歴史を見てみよう
BMWの歴史は1923年に遡ります。
その時、誕生したのが「R32」でした。
その創立の前に2社の合併がありました。
それは、「ラップエンジン工業」と「グスタフ・オットー航空機工業」という会社の合併です。
これにより、「バイエルン航空機工業(BFW)」という会社になりました。
その後、ミュンヘンにあったその会社の本社は1917年にバイエルンに移転することになり、社名の変更が行われたのです。
そこで、現在のBMWという会社が誕生しました。
BMWの意味は「Bayerishe Motoren Werke」、訳すると「バイエルン・エンジン工業」ということになります。
その当時は航空機エンジンの開発・生産会社だったBMWでした。
しかし、第一次世界大戦でのドイツ敗戦で飛行機の生産がだめになったためにBMWは航空機をあきらめたのです。
そこから、オートバイ生産が始まり、最初のバイク「R32」につながります。
BMWのバイクの特徴
BMWのバイクの特徴は他の一般的と言われるバイクの作りとは違う部品を使っているモデルが多数あるというところです。
たとえば、ボクサーエンジンとも言われる縦置き水平対向の2気筒エンジンがあります。
左右にシリンダーが突き出ているエンジンのことで、多くのモデルに搭載しているのです。
また、シャフトドライブはパワーのロスの少ないメンテナンスが楽になるような形になっています。
そして、後輪が上がらない様に作られたのがパラレバー・リアサスペンションです。
その他にもテレレバーを使ったテレレバー・フロントサスペンションやデュオレバー・フロントサスペンションといった特殊な部品を使っています。
モデルの紹介
R1200GS(2013-)をご紹介します。
こちらは、代表的なモデルです。
現代のスーパーバイクとも言えるほどに良くできているモデルで、とてもBMWらしいものでしょう。
搭載されているのは、伝統のあるボクサーエンジンで高速道路はもちろん、オフロードでもその威力を発揮できます。
エンジンは部分的に水冷化された水平対向2気筒でバランスも良いようで、柔軟性や剛性もあるフレームが使われています。
また、BMW独自のテレレバーを採用したフロントサスペションも優れた性能なので安心して乗りこなせるでしょう。
GシリーズのG310R(2017)もおすすめです。
こちらは2015年のミラノショーでお披露目になりました。
ロードスターモデルで、排気量313ccの単気筒エンジンを搭載しています。
「前方吸気後方排気」という特異なレイアウトを採用している単気筒エンジンも、注目されているモデルです。
また、こちらは軽量な車体で最大出力は34psですが、158.5kgしかありません。
そのために、その走りとなるとなかなか軽くて快速で気持ち良いものです。
その実力はというと、スポーツランもこなせるほどでしょう。
そして、このように優秀なモデルにもかかわらず、値段が手ごろというのも注目すべきポイントです。