フェンダーレスカスタムとは?
オートバイのリアフェンダーを外してしまうカスタムをフェンダーレスカスタムと言います。
リアフェンダーとは、後輪の上についている泥除けなどの機能を持つパーツのことです。
カスタムの効果としては、テール周りがすっきりしたデザインに見える、という効果があります。
走行中に自分では見ることのできないテール部分ですが、後続車からは注視されますので、こだわる方は試してみてはいかがでしょうか。
フェンダーレスカスタムにする方法
フェンダーを外してしまえばフェンダーレスカスタムになるのですが、そのままでは雨水や泥を跳ね飛ばします。
跳ねた泥水は、後続車どころか自分の背中にかかることもあるほどですので、泥除けはつけなければなりません。
メジャーなオートバイの場合は、フェンダーレスキットとして、社外品ですが販売されていることがありました。
このキットが販売されているのであれば、多少知識のある方なら自分で取り付けることも可能です。
しかし昨今のオートバイ不況で、フェンダーレスキットの発売数も少なくなり対応している車種も減少、めっきり見かけなくなりました。
似た車種のフェンダーレスキットを購入し、自分のオートバイに合うように切り貼りして加工、そして取り付けるというのが一般的になってきています。
自分の工作技術が高いのであれば自分で加工することもできますが、自信が無いような場合は取り扱ってくれるショップにおまかせした方が無難です。
しかし加工部品が多くなるとそれなりに高額となりますので、事前に十分打ち合わせを行い、見積もりを出してもらいましょう。
カスタムの効果
テール周りをすっきりさせる、という効果があります。
デメリットもあり、後続車に泥を撒いてしまうこと、自分のオートバイがさびやすくなることもあげられます。
フェンダーを外した際に出てくるネジ穴はしっかりとふさいでおかなければ、フレームの内部からさびてしまいます。
フェンダーレス化によって車体サイズが変わったり、保安部品の取り外しがあったりすると、車検に通らなくなります。
車検の無い低排気量オートバイでは、整備不良を切られることもあります。
また、フェンダーレス化することによってすっきりしたように見える、という考えは1980年代から90年代の方の価値観です。
もはや古い考えとなっていて、若い方にはあまり理解できないと受け入れられていません。
若い方が載っているオートバイでは、フェンダーレス化されているものはほとんど見ません。
他のオートバイと差をつけるためだけでなく、古いオートバイの再現にも有効ですから、興味のある方は取り付けを検討してみてはいかがでしょうか。