マフラーカスタムとは?
オートバイを購入してカスタムする場合、一番最初に行うのはマフラーの交換なのではないでしょうか。
マフラーを交換するというのはそれなりに手軽に行うことができ、効果も大きいということでカスタムの第一歩として行う方が多いです。
マフラーカスタムを行う方法
マフラーカスタムといっても、エンジン直下にあるパイプからサイレンサーまで全て交換するフルエキゾーストカスタムと、サイレンサー部分のみを交換するカスタムがあります。
手軽なのはサイレンサー部分のみを交換するカスタムで、自分のオートバイ用のサイレンサーが販売されているのであれば、比較的簡単に交換できます。
日本車であればボルト4本で取り付けられているオートバイが多いので、このボルトを外すことで交換することが可能です。
しかしサイレンサーが溶接されているような場合は、サイレンサーのみの交換はあきらめた方がいいでしょう。
フルエキゾーストの交換も、自分のオートバイ用のマフラーが販売されていれば自分で行うことはできますが、4気筒エンジンなどではかなり手間がかかります。
初めてであれば半日くらいは見ておいたほうがいいでしょう。
できれば2人で行うことをおすすめします。
なお、シングルエンジンなどでは4気筒エンジンに比べるとそれほど手間ではありません。
初めてのカスタムに挑戦するには最適ですし、自分で取り付けると愛着も湧くでしょう。
自分のオートバイ用のマフラーが販売されていない場合、他の車種用のマフラーを流用することになりますが、それなりに加工が必要になる場合もあります。
そういった場合は、ショップにおまかせしてしまうことをおすすめします。
カスタムの効果
まずエンジン特性が変わります。
多くの場合は排気の抜けがよくなることで高回転のパワーがアップします。
しかしその分低回転のパワーがダウンし、市街地や都心部といったストップアンドゴーの多いところでは扱いにくい特性になります。
また、排気音も変わります。
ほとんどの場合は、純正のマフラーよりも音量は大きくなります。
周囲の迷惑や、車検の対応などについては十分注意すべきです。
素材が変わることで軽くなる場合が多いので、オートバイの運動性も上がります。
パイプがスチールからステンレスになると2割から4割は軽くなりますので、運動性も上がり取り回しも楽になります。
最近のオートバイでしたら、マフラー交換後も特に調整は不要ですが、昔のキャブレター使用車の場合、キャブレターの調整が必要になる場合があります。
キャブレターの調整を行わないとパワーが出ないだけでなく、エンジンにもよくありません。
キャブレター調整は専用の道具が必要になり素人では難しいため、ショップに頼むことをおすすめします。