
奥多摩から秩父を一周するコース
埼玉県を代表するツーリングスポットが秩父です。
秩父は埼玉県秩父市周辺の地域のことで、現在西関東連絡道路の連絡口として急ピッチで整備が進められています。
なおこの西関東連絡道路は最終的には埼玉県深谷市から山梨県甲州市までの長い道のりをつなぐ大規模な道路整備となっており、開通をしたらまた西関東の道路状況が大きく変わるのではないかと思われます。
話を秩父に戻すと、秩父は東京奥多摩市と同じ関東山地に含まれる場所です。
縦断する関東山地にちょうど横断する秩父山地がぶつかっていることから、秩父市市街地である盆地部分を除き市内のほとんどが標高の高い山地となっています。
アクセスしやすいのは関越自動車道を使う方法で、花園I.C.まで進んでから寄居方面より皆野寄居有料道路を使って南下していくルートです。
高速を使わずに奥多摩町を抜けて秩父市に入るという山岳ルートもあります。
ツーリングの目的地としてよく使用されているのが秩父山地の真ん中にある滝沢ダムで、雄大な自然風景の中に作られた巨大な人工ダムという絶景が堪能できます。
紅葉の時期がベストシーズンの秩父
秩父を訪れるなら紅葉の時期が最も美しいと言われていて、私も好きな季節です。
というのも滝沢ダムのある湖は「奥秩父もみじ湖」と言われており、旧大滝村の荒川をせき止めて作った人口湖ながら大変に規模が大きく、堤防はかなりの迫力となっています。
滝沢ダムの堰堤は高さ132m、横幅424mとかなりの大きさをしており、2005年に試験湛水が始まり2008年から本格稼働となっています。
ダムは内部を見学することができるようになっており、どうしてダムが作られたかといった説明を受けることができます。
ダム周辺には散策道もあり両脇を取り囲む山々の自然風景をパノラマで眺めることができます。
時間によっては巨大なダムからの放流風景を見ることもでき、人工建造物とはいえ急斜面の上から大量に落下していく水を眺める圧巻の風景があります。
とにかく自然風景の中をひた走りたいという人におすすめなのが圏央道であきる野市を抜けて鶴ヶ島I.C.から関越自動車道に入り、花園I.C.から秩父を抜け、最終的に国道140号線から甲州市を経由して中央自動車道で東京方面に戻ってくるという一周ルートです。
このルートの場合埼玉、山梨、神奈川、東京という4都県を回ることができますので、一日の充実度はかなり高いルートと言えます。
手軽に秩父に直接出かけてゆきたいなら飯能市方面から289号線を使用するのが便利で、秩父駅前にある羊山公園でのんびり動物とふれあいつつ名物の手作りうどんを食べて帰ってくるという方法があります。