ヘッドライトの色温度を表す単位「ケルビン」
ケルビンとは色温度と呼ばれるものです。
光りの赤さや、青さといった色味を表しています。
5000ケルビン、などと表記され、数字が低くなれば赤っぽい色に、大きくなれば青っぽい色になっていきます。
オートバイの車検では、ヘッドライトの色については白色が基本という決まりがあります。
しかし平成17年12月31日以前に製造されたオートバイは白、もしくは淡黄色も適合という一文もあります。
簡単に説明すると、現行のオートバイであれば白色が基本で、昔のオートバイは黄色も可能、という意味になっています。
20年以上も前になりますが、一時期オートバイのヘッドライトでイエローバルブと呼ばれる黄色いヘッドライトが使われていたことがありました。
黄色は視認性に優れる、という説があったため、各メーカーが比較的高額なモデルにこぞって採用したものです。
現在では、どうも黄色は視認性に優れるという説は違うのではないか、ということでイエローバルブのトレンドは去り、白に統一され黄色を使うことは禁止になりました。
というわけで、現在では昔のオートバイにのみ、イエローバルブは許されています。
車検の際には白で統一されたといっても明確に数値で管理されているわけではなく、車検場の検査員によって通ったり通らなかったり、と差が出ることもありますが、おおむね3000から6500ケルビンの間に入っていると合格する、と言われています。
車検をスムーズに通すためにケルビンの確認方法
車検の際には白色であることという決まりがありますので、最近のオートバイであれば基本的には白にしておけば車検は通ります。
ケルビンを計り、3000から6500以内に収まっていれば安心なのですが、数値を計る機械はかなり高額でショップでも購入しているところは少ないでしょう。
さらに検査員は数字で判断しているわけではないため、3000から6500に収めていたとしても車検に通る保証はありません。
というわけですので、車検をスムーズに通すためには測定器を購入したところであまり意味はありません。
ヘッドライトについては、車検をスムーズに通すためには純正品のバルブを使っておくことが最大の対策となります。
カスタムしたヘッドライトを使うのもいいのですが、車検の際には、元に戻しておきましょう。
最近では、白を通り越して、青く見えるようなバルブをつけている車もあります。
おしゃれに見えるのもわかりますが、危険ですのでほどほどにしておいたほうがいいでしょう。
きちんとしたバルブメーカーのバルブでは、パッケージにケルビン値が書いてあります。
カスタムする際には、この数字を参考にしてください。