バッテリーチェックの目的とは
最近のオートバイは、電気で走っているといっても過言ではありません。
バッテリーが無くなると、走行することができなくなります。
ひと昔前のオートバイでしたら、バッテリーが無くなったら押し掛けなどでエンジンをかけて走り出し充電することもできたのですが、インジェクションになった最近のオートバイは押し掛けも難しくなっています。
通常のオートバイは12vもあればエンジンがかかりますが、バッテリーが劣化して11vを切っている場合、セルが回らずにエンジンはかからないことがあります。
出先で休憩し、出発しようとしたところセルに元気がない、エンジンがかからないとなると、その日の予定はすべて潰れてしまいます。
そうならないためにも、定期的にバッテリーのチェックは行いましょう。
バッテリーチェックの方法
バッテリーの端子にテスターを当てて測定するのが一般的な方法です。
数値で現れますので非常にわかりやすく、管理も簡単です。
テスターを持っていない場合は、いい機会ですので購入することをおすすめします。
テスターがない場合は、やはりセルスターターの様子を伺うことがわかりやすい方法です。
いつもよりセルに元気がない、エンジンがかかるのに時間がかかる、といった場合はバッテリーの劣化や充電されていないことを疑いましょう。
充電の方法
バッテリーの充電は、専用の充電器を使うことをおすすめします。
安いものだと3000円代から売っています。
安かろう悪かろうという商品もありますが、評判を調べると意外と良いものもあります。
充電は、短い時間で充電するとバッテリーに負担をかけます。
急速充電器などはなるべく使わないようにした方がよいでしょう。
バッテリーに負担をかけないためには、時間をかけて充電する必要があります。
バッテリーはそこそこ値段がしますので、なるべく時間をかけて充電することをおすすめします。
ツーリングの前日などに充電しておいてはいかがでしょうか。
充電の方法ですが、充電器の説明書に書いてありますのでそれに従ってください。
だいたい全て、オートバイからバッテリーの端子は外し、充電することが指示されています。
昔から使われている鉛バッテリーだけでなく、リチウム系のバッテリーも販売されています。
リチウム系のバッテリーは軽量かつ自然放電も少なくオートバイにもおすすめなのですが、鉛バッテリー用の充電器は使えないことがほとんどです。
鉛バッテリー用充電器を使うと、発火することもありますので、自分のオートバイに使われているバッテリーが何なのかあ把握しておいてください。
また、充電時にはガスが発生することがありますので、風通しの良い野外での充電をおすすめします。