バイクのミラー交換にはどんな意味がある?
バイクのミラーが緩んでいたりすると、後方をしっかり確認できないなど、安全面での問題が生じます。
しかも緩んでしまうと、走行中にグラグラしてストレスの原因になります。
ましてミラーにヒビが入った状態だと、車の通りが多い道でかなり危険な状況になりかねませんから、できるだけ早く修復・交換する必要も出てきます。
緩んだ場合なら締め直せばよいわけですが、思い切って新しいミラーに交換するのもひとつの選択肢です。
バイクのミラー交換に必要な工具とは?
バイクのミラー交換はそれほど難しいものではなく、事前に用意すべき工具もメガネレンチ(スパナ)が2本のみで、あとは新しいミラーを用意しておけばすぐに作業を行うことができます。
ただし、交換する前にミラーに使用されているナットのサイズを確認しておきましょう。
10mm、12mmのものが多いですが、確認したうえでナットのサイズに合ったメガネレンチを用意しておかないとうまく外せないので要注意です。
バイクのミラー交換の手順
まずミラーを取り外すわけですが、最初にナットを覆っているゴムのカバーを外したうえでダブルナットのミラー側のナットを緩めていきます。
次に下側についているナットも緩めますが、その際、強引にナットを取り外そうとしないように気をつけましょう。
とくにナットの山が崩れてしまってうまく取り外せなくなってしまうと、とても厄介な状況になってしまいます。
必要な工具のところで、メガネレンチが2本と書きましたが、これはナットを緩めていく際に必要になります。
ミラー側(上側)のナットを緩める際に、もう一本のメガネレンチで下側のネットを固定しながら緩めていくのです。
なお、ミラーの種類によっては通常のネジとは反対方向に緩める「逆ネジ」が採用されているものもあるので、確認しておきましょう。
逆ネジに対して「固くて回らない」と力任せに回そうとすると、山が崩れてしまうなどトラブルの原因になりかねしません。
ミラーを取り外したら、新しいミラーを取り付ける作業に移ります。
基本的な手順は取り外し作業のちょうど正反対で、まず下側のナットから先に取り付けていきます。
まず取り付けてミラーを固定したら下側のナットを締めていき、その後にミラー側のナットを締めたら完了です。
最初からメガネレンチで強く締めていくのではなく、まずは手で回してからメガネレンチでゆっくりと固定していきましょう。
その後、数日ほど実際にバイクを運転してみてミラーが緩んだりしないか確認し、もし緩みが生じた場合には改めてメガネメンチで締め直しながら修正していきます。
それで問題ないと判断できた段階で、最終的に交換が完了となります。
それほど難しくはありませんが、力任せにナットを緩めたり締めたりしないこと、しっかり固定されたかを確認することを重視しながら行っていきましょう。