シート交換にはどんな効果がある?
ライディング時の身体的なストレスを大幅に軽減し、安全性と快適性を高めることができます。純正シートは万人向けに作られていますが、クッション性や形状を見直すことで、長距離移動でもお尻が痛くなりにくくなります。
また、座面の高さや幅が調整されたシートなら足つき性が劇的に向上し、信号待ちでの立ちごけリスクも減らせます。見た目のドレスアップだけでなく、自分の体格に合わせた機能的なカスタムとして非常に有効な手段です。
自分に合ったシート形状や素材の選び方
シートを選ぶ際は、自分が「何を改善したいか」という目的を明確にすることが重要です。足つきを良くしたい場合は、座面全体が低くなっている「ローダウンシート」や、太ももが当たる部分がスリムに削り込まれた形状のものを選びます。単に高さが下がるだけでなく、足を真っ直ぐ下ろせるようになるだけで、安定感は大きく変わります。
一方で、乗り心地を重視する場合は、内部に衝撃吸収用の「ゲル」が埋め込まれたタイプや、ウレタンの密度が高いものがおすすめです。また、加速時にお尻が後ろに滑るのを防ぎたい場合は、表皮の素材にグリップ力の高いものが使われているか、あるいは段差のある形状になっているかを確認しましょう。
デザイン面では「タックロール」や「カフェレーサー風」など多種多様ですが、見た目だけで選んでしまうと、クッションが薄すぎて逆にお尻が痛くなるケースもあります。口コミやメーカーの仕様説明を参考に、スタイルと快適性のバランスが取れたものを選ぶようにしてください。
シート自体の交換手順や加工の方法
シートのカスタムには、大きく分けて「シート本体を丸ごと交換する方法」と「既存のシートを加工する方法」の2種類があります。市販されている車種専用の社外シートに交換する場合、作業は比較的簡単です。多くのモデルでは、車体と固定しているボルトやナットを数本外すだけで取り外しができ、新しいシートを逆の手順で取り付けるだけで完了します。必要な工具も基本的なレンチセットがあれば対応できることが多いため、DIY初心者の方でも挑戦しやすいカスタムです。
しかし、既存のシートの中身を削って高さを調整する「アンコ抜き」や、表皮を好みの色や素材に張り替える作業となると難易度は上がります。専用のタッカー(工具)や、きれいに仕上げる技術が必要になるため、仕上がりにこだわるなら専門のカスタムショップやシート加工業者に依頼するのが賢明です。まずは手軽なアッセンブリー(丸ごと)交換から検討し、より細かなフィッティングを求める段階でプロへの加工依頼を視野に入れるのが良いでしょう。




