
東京の景色を対岸に見る内房
首都圏でも走り屋に人気があるツーリングコースといえば千葉県房総半島でしょう。
埼玉県から千葉県へアクセスする道路はよく整備されており、混雑する時間帯を避ければかなり短い時間で目的地に到達することができます。
日帰りツーリングスポットとしてよく使われているのが私もよく訪れている房総半島一周で、一旦品川・神奈川方面に抜ければ東京湾アクアラインの海ほたるを経由できます。
中でも走行しやすい道路としてライダーたちに人気となっているのが「内房なぎさライン」という国道127号線のことで、木更津市から海沿いに南下をして房総半島南端の館山市までを目指すことができます。
埼玉から都内高速道路を経由して東京湾アクアラインを使えば1時間程度で千葉県に入ることができますので、半日ツーリングとしてちょっと景色のよいところを走りたいという人にも便利な場所となっています。
内房は東京湾の東岸に位置していることと、関東方面を囲むように入り込んでいることから非常に珍しい景色を見ることができます。
天気のよい日には東京湾を挟んだ向こうにある神奈川県の景色が見え、三浦半島を挟んでそのまた向こうには富士山をのぞむことができます。
海岸沿いにある漁港近くの飲食店が狙い目
千葉県の房総半島には漁港がいくつもあることから、非常に海産物を扱うお店が多いです。
夏場になると海岸前にあるビーチには多くの海水浴客が訪れ、内房だけでもと富津海水浴場や上総海水浴場、保田海水浴場といった有名な場所があります。
内房のB級グルメとしてよく知られているのが穴子を使った丼で、「はかりめ」という名称で呼ばれています。
「はかりめ」というのは内房独特の穴子の呼び名のことで、蒲焼きにしたものを乗せた丼の他、天ぷらや白焼きなどとして提供されています。
また千葉県といえば名産品は落花生ですが、県内には数多く落花生を用いたお菓子のお店があります。
小豆の代わりに落花生を使ったという和菓子やお土産がたくさん販売されているので、普段とちょっと違った風味を感じるために買ってみるというのが私のおすすめです。
海岸線には海水浴に来た人たち向けのおしゃれなお店もたくさんあるので、ちょっと贅沢なランチとしてフレンチやイタリアンのお店に入ってみるということもできます。
「はかりめ」と同様に内房で名物とされている海産物に「アジ」があります。
アジを使った料理を定食で出してくれるお店も多いので、アジフライ定食を推している飲食店に入ればいつも食べているアジフライとは別次元のアジを堪能することができるはずです。
他にもちょっと珍しいスナック類が販売されているのも内房なので、食べ歩きをしながら散策をするというのもよいと思います。